2017年も終わりを迎えようとしていますが
2017年も終わりを迎えようとしている。
人生をリスタートさせて6年が過ぎた。
リスタートさせる前、部品の購入を支払手形でやっていて、毎月5日が決済日だった。
今のように金融機関がいろんな緩和策を持っていた時代ではなく、どちらかというと貸し渋り・貸し剥がしが当たり前だった時代。
負債をいっぱい持っていた前の会社では本当に色んな形で条件変更が行われた。
銀行とノンバンクだったら金利はノンバンクのほうが高いにもかかわらず、ノンバンクで借りて銀行を返すとか、
年利28%のキャッシングで長期の支払いをするとか、冷静に考えると「無理でしょ」と思うことをたくさんやっていた。
社長として、まずやらなければならないことは、お客様のニーズに応えることと、社員が安心して働けるよう体制を作ることなのに
金融機関への書類づくりと、日参と、さらに足りないお金を埋めるために必死にお客様のソフトやホームページを作り続けた。
結局、お客様の笑顔も、社員の頑張っている顔も、子どもたちの顔もなんにも覚えてない。覚えているのは金融機関の担当者の渋い顔。
特に年末の今日は地獄の1日だった。月末の保険料の支払いや月末に落ちるいろんなもの。やっと乗り切ったと思ったら、次の日から金融機関は休み。本当は年末に社員に賞与も渡さないといけないはずなのに、そんなことは全く考えず、5日の決済をどうするか。そればかりを考えていたのが正月だった。
そして、私の周りにいた人たちを誰一人として幸せにすることができないくせに、どうして俺のことを助けてくれないんだと、自分だけが不幸だった。今考えるとこんなやつのところにいろんないい情報が巡りくるわけがないんだけどね。
結局迷惑をかけ続けて、最後の最後にリスタートということで、すごい迷惑を色んな方々にかけてしまった。
あれから6年。
1年の中で銀行が開いている最終日の今日、私は一日中仕事をしていた。お金のことなんて何も考えずに、お客様のニーズをどうやって満足させようか、そればかりを考えて。
そのお客様の笑顔の中から、私が生きていくためのいろんなものが生まれてくる。そんな当たり前の仕事ができることに改めて感謝する。
- By 管理人
- 2017-12-29
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