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タクミク・ATR合同会社
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子育て支援って。

  • By tac
  • 2014-04-25
  • 1553
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昨日のの教育の話の続きなんですが、続きじゃないかもしれません。

私が子供の頃なので、40年ほど前。
地域が私達を育ててくれていました。
近くの川は自然のままの川で、そこでは春はセリが芽生え、メダカが泳ぎ、しじみを、サワガニと戯れることができるものでした。
そこでお兄ちゃんやおねえちゃん、といっても近くの家に住んでいるお兄ちゃんやおねえちゃんたち、と一緒に遊んでいましたが、いっちゃいけないところは、兄ちゃんたちが「そこに行ったらダメ!」といろんなことを教えてくれました。
また近所のグミの木や枇杷の木、柿の木なんかは、格好のこどもたちのおやつの木で、そとから、大声で「おばちゃーん、とっていい????」って聞いたら、その家の方々が「いいよー、何個までね~」なんていっていたし、木に登って危ないことをしたら、「あんた、なんしよるんね、危ないやないね!」なんて怒られていたし、不謹慎な話ですが立ち小便したらやっぱり色んな近所の大人たちから怒られていたし。
そうやって近所の大人たちや年上の子どもたちから当たり前のようにしつけられていたと思います。
もちろん、自分の子供を叱るように、時には手を出してでもちゃんと叱ってくれていたと思います。

そして、あの頃は色んな遊び道具もなかったし遊びに行く金もなかったからだと思いますが、子ども会の行事や地域の運動会や祭りなんかもすごく盛り上がっていたような気がします。

学校に行くときは、近くのお母さんたち(なぜかお父さんたちの記憶は少ない)がみんな「いってらっしゃーい」といってくれたし、帰ってきた時には「おかえりー 早かったねー 遅かったねー どこ言っとったんねー」なんて言われていたので、今から考えると地域が私達の成長を見守ってくれていたような気がします。

40年前は当たり前だったこの景色が、いま「地域子育て支援」として政策を打ち立てないと見ることが出来ないのです。

それはなぜか。

いろんな理由があると思いますが、私はお母さんが色んな意味で忙しくなりすぎているからだと思います。
経済的な理由、精神的な理由、制度的な理由、いろんな理由はあると思いますが、お母さんが家にいない時間がどんどん増えているからじゃないかと。

こう言うと差別になるかもしれないですが、
辛い時に声が聞きたいのは父親の声ではありません。母親の声です。
まず気持ちを母親に打ち明け、落ち着かせた上で父親の出番がやってきます。
やっぱりこどものファーストエイドで必要なのはお母さんです。

こどもが家を出かけるときに「いってらっしゃい」と手を振ってあげて
家に帰ってきたら「お帰り!」と手を差し伸べてくれる。
自分の親が忙しくても、近くのおばちゃんが「いってらっしゃい」と手を振ってくれて
返ってきたら「おかえり!」とニコニコして迎えてくれる

お前が頑張れと言われそうですが、そんな学校や施設に頼らずに子供の心を育める地域ができたら
子育てしやすくなると思うんですけどねー。


 

教育の意味

  • By tac
  • 2014-04-24
  • 1565
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専門学校の先生をすることと、PTAの役員をすることになったのでちょっと「教育」について考えてみました。

諸説はあるとおもいますが、自分なりの解釈ということで。

教育という言葉自体は中国の「孟子」の孟母三遷のところで出てきている言葉で、
「教」とは鞭打って習わせるという意味
「育」とは母親の慈しみという意味
ということでこれを合わせることで教育という言葉が生まれたわけです。

で、日本では昔はお勉強を教えることを教育とは言わずに「教授」だったり「教化」だったりの言葉を使っています。

江戸時代までは、勉強や技術なんてものはあくまでも師が弟子に授けるものだったり、教えて進化させることを目的としており人間的な成長なんてものを期待していたわけじゃないわけですね。

で明治時代になって西洋列国に早く追いつける国力をつけようと考えた時に、勉強や技術だけでなく、一流国になるためには道徳的なものの成長が不可欠だと重視して「教育」という言葉が使われ始めたんじゃないかと思います。

それを教育の基本的な方針としてこんな人になってほしいと願って書かれたものが、「教育に関する勅語」です。
西洋の場合はキリスト教を背景にしてこんな道徳的なことを培ってきたのですが、日本の場合は宗教を適用するわけにも行かず、天皇陛下からのお言葉という形で人間の成長に関わる「教育」の基本を日本全体に伝えたんじゃないかと。

じゃあ、その考え方はというと

1 親に孝養を尽くし
2 兄弟(姉妹)は仲良く
3 夫婦はお互いに仲良く
4 友達とはお互いに信じ合い
5 自分自身は控えめに振る舞い
6 すべての人に愛を持って接し
7 しっかり勉強し、仕事ができる技術を習い
8 知恵を培い才能を伸ばし
9 自分が目標とする才能と器量を満足させ
10 公益を考え、世の中での役割を果たし
11 法律や規則を守り、秩序に従い
12 何かがあれば自分の国をしっかり守りましょう

ということで、12番の書き方は別にすると、いま私達が我が子に求めていることそのものじゃないかと。
で、学校と家庭の役割分担としては
1番から6番までは家庭の仕事で7番から11番までが学校の仕事だと。(12番は勘違いされることがあるのでやめときます)
戦前はこの基準が明確だったからこそ、「Poor, but Noble」と日本人は世界から尊敬される存在だったのだと思います。

会社にもわかりやすい成文化した経営指針がまずあるべきであることと同じように、日本の教育に関しても教育基本法のように長たらしいものではなく、戦前の教育に関する勅語のようにわかりやすい形での方針をしっかり打ち立てるべきなんじゃないかと思っております。

長たらしくなったので、また次の機会に。

リスク管理

  • By tac
  • 2014-04-22
  • 1554
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韓国のフェリー転覆事故が大きな話題になっています。

悲惨な状況になっていますが
あれは天災ではなく、明らかに人災です。

乗客よりも先に逃げる船長を始めとする多くの船員
国のメンツだけで、日本や米国などの、多くの海難事故を経験している国からの援助の申し出を断る政府
さらに民間のダイバーたちの協力すらメンツのこだわりで断る状態。

日本からしたら、ありえないことだと思います。

全くリスク管理ができていないといっても過言ではありません。

じゃあ私達はどうかということになると
例えば会社のことにしても家庭のことにしても最悪値までのリスクヘッジができているかというとできていないことが多々あります。

犠牲者の冥福を祈ることも、事件の推移を見守ることも大切なことですが
私達自身のリスクヘッジがどこまで出来ているか、これを機会に考えてみることも
不遜ではありますが、大切なことだなと思います。

それにしても、国内問題を根本的に解決するのではなく、日本を挑発して国民の怒りを国内から国外にそらさせ続けた結果が、結局のところこういうことにつながっているんじゃないかと、ついつい思ってしまいますね。



 

集団的自衛権なるもの

  • By tac
  • 2014-04-17
  • 2107
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Facebookの誰かの投稿に集団的自衛権の話があったのでちょっと自分の意見を。

集団的自衛権を簡単にいうと・・・
日本の同盟国が武力攻撃を受けているときに、直接的に攻撃されていない日本がその同盟国と共同して防衛を行うことです。
身近な例でいうと、漫画の加地隆介の議でも出ていたように
関釜フェリーで考えてみます。
関釜フェリーは日本籍の船と韓国籍の船があります。
下関から韓国籍の船が釜山に向かって航行しているときに、北朝鮮の軍隊が突然発砲したとします。
この船が日本籍の船だったら、日本の防衛が普通に成立するので、すぐ海上自衛隊が防衛に参加します。
でも、韓国籍の船の場合は、日本は直接攻撃されていないので、集団的自衛権を行使しないとすると、海上自衛隊は関釜フェリーを守ることはできません。
こんなひどい話はないと思います。

また日本が第三国から攻められたときに、米軍が安保条約に基づいて一緒に防御してくれますが、そのときに日本の領土外で米軍の部隊が第三国の部隊から攻められようとしているときは、そこで米軍が壊滅の危機になったときにでも、集団的自衛権を行使できないとなると、米軍の壊滅をみることしかできません。
これまたひどい話です。

集団的攻撃権を話題にしているのであれば、これは大問題になりますが、
集団的自衛権を行使せずに米軍の防衛の傘にいるということは、あまりに虫のいい話になると思います。

私たちの国が憲法9条で戦争放棄していて、軍隊も持たないぞと宣言しておいて、それでも他の国から攻められたりしないのは、米軍が目を光らせているから以外にないのですが、そんなことを全く忘れて集団的自衛権を悪と主張する人たちは、きっと我が家に侵入する人がいたとしても、うちは永久に諍いごとを放棄するので、何も盗らずにかえってくださいなんていったら侵入した人が円満に戻っていくと信じている人たちなんでしょうね。

左系のマスコミは、すぐ拡大解釈しますが、集団的自衛権の正しい姿を、へんな歪んだ解釈をせずに、ちゃんと説明してほしいものだと思います。

専門学校で指導をはじめました

  • By tac
  • 2014-04-14
  • 1838
  • Tacmic情報
ここ3年間、普段の仕事の中で、いろんな仕事をさせて頂いておりますが、
機会があって、週に2回とある専門学校で、Web関連などの指導をさせて頂いております。

普段仕事をしていると、だいたい同世代の人とばかりの会話になりますが、19歳や20歳の若者と接しながら授業をすることになりました。

まだ始まったばかりですので、名前と顔も全く一致しませんし、生徒それぞれがどんな才能を持っているかはわかりませんが、なるべくしっかりとスキルを育てられたらと思っています。

でもこの頃の若い人たちって、結構パソコンを叩くスピードって早いですね。びっくりしています。
 

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