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環境にやさしいとは
2015-02-08 Tacmic情報
Air Station Hibikiという北九州西部を聴取エリアとするコミュニティFMで毎週「エコ☆ナビ」という番組をやらせてもらっています。
この番組のコンセプトは「明日の地球のために行動する人や企業、そして情報を音楽とともにお届けする」というものなのですが、環境にやさしいとはなんだろうと堂々巡りを考えます。

例えばエコカーというのがあります。ハイブリッドだったり電気自動車だったり、燃料電池自動車だったり。。。
確かにエコカーというのは完成した後、「ガソリンを使わない」=「運転をするときにCO2の排出が少ない(ない)」ということです。

ただ、ハイブリッド自動車の場合は回生エネルギーというものをバッテリーに貯め(もしくはエンジンの回転のエネルギーを使わせてもらって貯め)、平地の定速走行などのときにガソリンを使わずに走行させるということですが
電気自動車の場合は、電気字体がCO2を排出して作っているものですから、運転中はCO2を排出しませんが、充電中に排出しています。
また、燃料電池車も燃料となる水素が酸素と結合しても水しか生まれません。ただ、水素自体は石油系の燃料から作るのが一般的です。勉強不足で水素を作るときにCO2が発生するかどうかは不明です。

それと同時に、生産するときに(鉄鉱石から鉄を取り出すときなど、材料そのものの加工を含めて)どのくらいCO2を排出しているのか不明です。

もしかするとガソリン車を作ったほうがトータル的に言ったらCO2が少ないかもしれないし、軽自動車のほうがよっぽど良かったりする可能性もあります。

太陽光発電も確かに「エコ」なんでしょうが、太陽光発電所を作るためにどのくらいCO2を排出しているのか、太陽光発電所でなくて野原にしてCO2の吸収を促進する効果とどのくらい相殺されるのか。

実はわからないことだらけです。

環境にやさしいって一体なんだろう、時々その原点に戻って考えていった時、なかなか答えが出てこないのが残念です。


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