情報は一体何を伝えているのか
人は誰しも面白い情報が欲しくてたまりません。
そして他の人が知らない情報を誰かに伝えたくてたまりません。
伝える相手は、ご家族の方だったり、ご友人の方だったり、更には地域の方だったりします。
昔はマスコミ以外は不特定多数に対して情報を発信する方法はありませんでした。
でも、いまはインターネットというインフラを使っていろんな形でだれでも簡単に情報を伝えることができるようになってきました。
でも情報を伝えるのは人です。人は感情を持っています。
それは個人であっても組織であっても。何らかの感情もしくは意図をもって情報を発信します。
仮に私がAさんのことが嫌いだったとします。機会があったらやっつけてあげたいというくらい嫌いだったとします。
そしたら、もしAさんがいいことをした素晴らしいことをした、そんな情報が入ってきても多分他の人には伝えないでしょう。
でも、Aさんがひどいことをした、なにかやらかした、そんな情報が入ってきたら、おそらく喜んでいろんな人に伝えるでしょう。
それは「Aさんが私だけでなく一般的に嫌われるタイプの人」と他の人に(意識的・無意識的にかかわらず)伝え、そのことを共有したいからです。
そして、そういう時には自分の感情を「~らしいよ」という伝聞形式で伝えることもあるでしょう。もしくはもっと直接的に「~なんじゃないかな」とか「~と思う」なんていうこともあるでしょう。
マスコミは、確かに情報を正しく伝えるという使命をもっていると思われますが、一営利企業です。利益を追求する企業である以上、不利益な情報は流そうとしません。
東北の震災で福島原発があんなことになる前は、環境問題といえば地球温暖化とCO2削減の話を声高にマスコミは叫んでいました。また経済仕様も貿易収支の話を詳しく取り上げていました。
でもいまは環境問題でCO2削減の話は殆ど出てきません。太陽光ばかりです。なぜならマスコミ側は、CO2の削減をするために最も効果的なのは原子力発電所を稼働させ火力発電を減らすことだとわかっていますが、原子力発電所を否定するというビジョンを持っているからです。貿易収支の改善も原油の輸入減少が大きな鍵を握っているのですが、それまた原子力発電所が絡んできて、言えなくなってしまっています。
個人レベルからマスコミレベルまでいろんな形で情報発信はありますが、決してその情報を鵜呑みにしないで色んな角度から見ないといけないと心から思います。
今回の私の情報発信の意図は、(私の情報を含めて)情報は決して事実のみを伝えるわけではなく、何らかの意図を持っているから、そこまで考えて情報を精査しないといけないぞと思っただけです
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