少子化問題を考える
少子化問題に絡んで、議会のひどいヤジが飛んでいるということで、色んな所で問題になっています。
少子化問題の難しいところは、子どもを生むことができるのは女性しかいない
という一点につきます。
一般論として、女の人は2人以上子どもを生まないとその国の人口は減っていくと言われています。この指標は合計特殊出生率と呼ばれていて、一人の女性が一生に産む子どもの平均数だそうで、これが2.08を下回るとその国の人口は減っていくそうです。
で、少子化問題を解決する方法は といえば
女の人に一人でも多く子どもを産んでもらう
しかありません。どんな持って回った言い方をしようとこれ以外の解決策はありません。
じゃあ、どうやって多く子どもを産んでもらうかということになります。
昔は、結婚をしたら子どもを生むのが当たり前で、ひとりでも多くの子孫を残すことがその家を反映させることにつながっていたので、おとなになって子どもを生まないのは男も女も恥ずかしいことだったわけです。もちろんこのことによって色んな不幸が生まれていたことは忘れてはいけないわけですが。
誤解を恐れずに言うと
「子どもを多く産んだ女性のほうが価値がある」
もしそういう世の中であったとしたら、少子化問題が発生する確率はずいぶん減ります。
政治が最大多数の最大幸福を実現することが目的だとすれば、マイノリティの意見は尊重しつつも、子どもをたくさん産んだ女性に価値を与えないといけないと思います。
で、そうなってくると、全体の話ではなく「個」の話になっていきます。
この少子化問題は全体と個しか単位が存在しないところに問題があります。
子どもを産んでいない女性が少子化問題を語った時、
全体を論じるときには制度とかシステムとかの話になりますが
個を論じる場合は、「じゃああなた自身の少子化問題はどのように解決するの?」の質問になってしまうので、冒頭のセクハラヤジにつながってしまうのです。
それと、子どもを産んで家庭に入った女性と、子どもを生まないまま社会に出ている女性とを、老後の糧で比較すると、圧倒的に子どもを生まないまま社会に出ていた女性のほうが優遇されます。なぜなら家庭に入った女性は国民年金の基本部分しかなく、社会に出ていた女性は一般的に厚生年金に加入しているので、その分が増えています。
子どもをたくさん産んで、未来の国家を支えているお母さんにもうちょっと優遇してあげてもいいんじゃないかと思います。
子供一人産んだ女性は毎月プラス1万円、二人産んだ女性はプラス2万円、10人産んだ女性は毎月プラス10万円とか。
そういう粋な政治にはならないんですかねー。
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