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アイデンティティ
2018-01-02 TOP
久しぶりの用事のない休みで、箱根駅伝を見ながらこたつでのほほんとしている。
今年の年賀状は去年よりも6%減ったそうで。
我が家に来ている年賀状も、それとなく減ってしまったような気がする。

小さい頃は我が家に、我が子宛の年賀状がたくさん来ていたような気がするが、今年は一枚もない。
世代が変わると、連絡方法が変わるというが、その通りなのかもしれない。

よく考えて見たら、私が学生時代は、人と出会い知り合うと、電話番号を聞き住所を聞いていたし
名簿なんかを作った時には、名前の横には電話と住所というのが当たり前だったような気がする。
電話番号も固定電話しかなかったので、市外局番でだいたいどこに住んでいるかもわかった。

今はと言ったら、ビジネスの関係の方々は名刺をいただいて住所・電話・メールアドレスがわかる。
久しぶりになった同級生や先輩後輩も名刺交換をするのでなんとなくの連絡先がわかるが
名刺を持っていない人との連絡先の交換は、携帯の電話番号だったりFacebookのIDだったりLINEのIDだったり。

それぞれのID(アイデンティティ)を特定する手段が、
住所から電話に、電話から携帯電話に、携帯電話からメールアドレスに
そしていまはSNSのIDに変わっている
下手したら、本名もIDを特定する手段ではなくなるのかもしれない。

そういう世代にいきている人たちに
地域観とか国家観とか教えるのはえらく大変だろうなと思う。

ただ、地域や国家を感じるためには、「外憂」が必要な訳で、
日本にとって平和な時間が続く間は、
「日本が日本であるために、北九州が北九州であるために」
なんてセリフの意味がわからない人が増えても仕方がないような気もする。











 


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