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文化の競い合い、もっと私達は知るべき。


福岡県高等学校総合文化祭の総合開会式に、呼ばれたので出席させていただきました。
お恥ずかしながら、この催し全く知りませんでした。
高校の部活は大きく分けると、運動部と文化部に分かれますが、運動部を全国的に束ねるのが高体連。
文化部を全国的に束ねるのが、高文連という風になっているそうで、
文化部の全国大会も毎年行われています。運動部の全国大会が全国総体(インターハイ)なら、
文化部の全国大会は全国総文。今年は広島で開催されたそうです。

私の息子も娘も全員運動部に所属していたせいか、高文連という組織を全然知りませんでした。
ただ、この文化部の祭典(実際には祭りじゃないです。大会です。勝負なんです)知られてないですよね。
なぜ知られてないのだろうと思った時、私達があまりに文化に対して敬意を払っていないせいじゃないだろうかとおもいます。
郷土芸能?日本の雅楽?化学?生物? この価値を私達は軽んじている部分はないかなと思います。

なぜか。それは「わからない」ことを無意識に排除することに尽きると分析しました。

日本は匠の製造技術で成長したと同時に、国を上げて文化のレベルを上げていったから、こうやっていま先進国でいられると思います。
だから、運動で勝負させ、勝者をたたえ、敗者を叱咤激励する。 
それと同時に文化についても勉強を含めてしっかりと勝負させ、勝者をたたえ、敗者を叱咤激励する。

今、運動の部分はその先にプロスポーツというのもあるわけで、勝負やむなしなのですが
勉強の部分、文化の部分は、勝負させない。
通信簿を見たって、うちの子がどこが優秀でどこが課題なのかさっぱりわからない。

もっともっと、この文化的な「勝負の場」を、国全体が価値あるものとして認め、教育委員会だけでなく
地域が認知し、もっともっと興味を持つべきことなんじゃないかな。
と思いました。
切磋琢磨は勝負によって生まれます。

みなさんも、自分の地域にこのような催しがたくさんあっていますので、ぜひ知ってくださればと思います。




 
  • By tac
  • 2016-10-31
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